2009年01月04日

資本主義社会と社会貢献 このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 資本主義社会と社会貢献


20.gif

アダム・スミスは、資本主義社会において、お金(貨幣)は価値の尺度で支払い手段であり、蓄積することが可能で、商品と貨幣の交換行為が、社会的な豊かさをもたらすといった。つまり、私利私欲の追求によって「見えざる手」が働き、理想的な社会が生まれるというのである。また、マックス・ウェーバーは、利益を追求する生き方、つまり金儲けが最高に道徳的な生き方だといっている。

とするならば、高度に発展した資本主義社会である現代は、理想的な社会になっていなければならないはずだ。ところが、現実はまったくの正反対。リーマンショックで、世界経済は壊滅的なショックを受けて、先進国ばかりでなく、ここ数年著しい発展を遂げてきた新興国にまで、不況の嵐が吹き荒れている。

 いろいろな経済の専門家の予測によると、不況の克服には少なくともここ2〜3年は要するということらしい。アダム・スミスやマックス・ウェーバーが理論を構築した19世紀では、産業革命が始まり資本主義が真っ盛りであったが、現在は市場のフラット化や高度な金融工学が蔓延って、経済の血液といわれる貨幣の質量とも激変しているといってよい。それによって、貨幣の価値も変質して、先人が期待したような「見えざる手」が働く役割は、まったく期待できなくなっている。

 まさに、製造した博士の手を離れて暴れ出した、怪物フランケンシュタインのような存在になりつつあるのだ。このまま行けば、われわれ人間は自分たちの手で作りだしたものに、自らを滅ぼされてしまうことになりかねない。これこそ文明の逆説と呼ぶに相応しい愚かな行為なのだ。

 自己増殖して怪物になった「貨幣」はもはや制御が不能なのか。暴れるに任せておくしか方法はないのか。いや逆に、その力を逆手にとって、人類のために「貨幣」を働かせる方法がある。

 対価を期待するのはなく、寄付や喜捨を目的とすれば、大量消費大量生産のシステムに組み込まれないで、新しい価値が生まれてくるはずだ。

 お金に社会的貢献の役割を与えることこそ、新しい世界秩序(バラダイム)の構築につながっていくのだ。例えば、あなたの財布の中でねむっている5円玉10個で、発展途上国に暮らす人の一日の職業訓練費になるし、百円玉1個で、ヒマラヤに1本の苗木を植えられるのだ。

 このように、あなたのお金が社会貢献の役割を担うとき、あなたは世界中の人たちとつながっているのだ。そして、投資家ジョージ・ソロスが世界の相場を動かすように、あなたも世界を動かすことができる。

http://news.livedoor.com/article/detail/3930702/


・コメント
 経済学的に言えば、お金を使うという行動はその価値(ブランド)を育てることです。価値を大きくするために投資が必要です。投資されれば、ますます価値は高まりますし、普及します。だから育てるという意味になります。

 最近のデフレ傾向で安ければ安いほどいいといった考える人がいます。しかし物の価値がどのように形成されているのかしらない人も多いと思います。

 価格を下げるために自ら身を粉にして働いている人がいることを忘れてはなりません。価値は認めなければならないと思います。いいものにはそれ相応のお金をつかなわなければならないのです。支援しないと倒れてしまいます。価値を生み出せなくなるのです。

 今現在、リーマンショックで、世界経済は壊滅的なショックを受けています。先進国ばかりでなく、ここ数年著しい発展を遂げてきた新興国にまで不況の嵐が吹き荒れています。

 ここに価値は存在しませんでした。価値が一人歩きしたのは投資が価値を生み出すといった逆転現象が起きたからだと思います。本当に価値が妥当なものかの判断が誰もできていなかった、もしくは見ようとしなかったことに原因があったのです。

 ではどうすればよかったのか。今回の記事は新たな視点を紹介してくれました。お金を大量消費大量生産の道具ではなく、社会貢献の道標としての役割を持たすことが、われわれの望む豊かな社会を形成するということです。

 いまお財布に入っているお金は、意志を伝える道具です。投資や投機に利用して、世界中を加速させる役割を持たせることもできるし、自分の好きなブランドを育成することもできます。アフリカの子どもの命を救うこともできるし、環境保護に貢献もできます。なんに役立てるかは選択次第なのです。

 本当に自分の望む価値や社会に対して、お金をつかっていますか。無駄に使っているもしくは意図しないところに使っていると実感しているならば、お金の使い方を変えていきましょう。社会は望む方向に徐々に変わりはじめると思います。一人ひとりのアクションは微力でも、積み重なれば、大きな力になること、世界を変える原動力になります。

関連記事
http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20090319/1237463807
タグ:社会貢献

 あとで読む
 
posted by kei at 22:33 | Comment(6) | TrackBack(0) | 投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
神の見えざる手に任せていてはうまくいかないことは明らかになりましたね。
政府による規制に消極的だったアメリカですが、結局金融機関が国有化されてしまいましたからね。
このブログを読んで、お金の使い方、稼ぎ方を考えさせられました。

ポチ。
Posted by yamataka at 2009年01月04日 22:52
私は財布の中にほとんどお金が無い状態ですが、
今週から働き始めてお金を得られると思います。
このブログを見てそのお金をどう使うかすごく考えさせられました!
いつもとても勉強になっています。
ありがとうございます!
Posted by 貧乏ニート at 2009年01月05日 06:26
金儲けが道徳的って自分も言ってみたいものですね

ポチ
Posted by イサム at 2009年01月05日 12:59
僕の場合はまず
投資出来るくらいお金を稼がないと(汗

使い方を考えるのはその後になりそうです。
Posted by シンジロウ at 2009年01月05日 15:41
コメントありがとうございます。
自分の意思を相手に伝えるのは言葉だけではないということだと思います。

 いままでの意見はテレビや新聞などが社説などで世論を代表してきました。資本も大企業が政治を誘導してきました。

 しかし、これが転換期を迎えてきていると思います。不況時だからこそ、そういった大きな権力を持つところ以外が台頭するのではないでしょうか。

 個人の意見の集合体であるメディアであるブログやHPでの意見やオバマ氏を支えた小口寄付等です。

 これからは、どんどん自分達の意見を発信していかなければならないと思います。そうでなければ、意図的に利益誘導する人たちに飲み込まれてしまいます。

Posted by ケイ at 2009年01月06日 12:55
リーマンショックの元は借金して高価なものを買って返せなくなった。ですからね

アダムさんも返せないほど借金をする人が大量に現れるとは想像できなかったのかもしれません。


FX投資ニュースドットコム
http://xn--fx--y85fm67p.com/
Posted by 梶川 at 2009年01月06日 21:05
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/112150007

この記事へのトラックバック